資産構造と支払能力分析
マイクロソフトの2024年度は2024年6月30日に終了し、2023年度は2023年6月30日に終了しました。
2024年6月30日時点で、マイクロソフトの総資産は5,121.6億ドルに達し、2023年6月30日時点の4,120億ドルから増加しました。
2024年6月6日時点で、物件および設備の純額は1,356億ドルで、総資産の26.5%を占めています。
2024年6月30日時点で、のれんは1,192億ドルで、総資産の31.2%を占めています。
2024年6月30日時点で、総流動資産は1,597億ドルで、総資産の31.2%を構成しています。
総流動資産のうち、現金及び現金同等物および短期投資は755.4億ドル、売掛金は569億ドル、その他の流動資産は260億ドルでした。
2024年6月30日時点で、総流動負債は1,253億ドル、総負債は2,437億ドルでした。
強力なキャッシュフローにより、マイクロソフトの負債水準は低いです。
2024年度の営業キャッシュフローは1,185.5億ドルでした。
収益性
マイクロソフトの総収益は、2024年度は2,451.2億ドル、2023年度は2,119.2億ドル、2022年度は1,982.7億ドルでした。
2024年度の総収益は前年同期比15.7%増加しました。
2023年度の総収益は前年同期比6.9%増加しました。
マイクロソフトの粗利益は、2024年度は1,710億ドル、2023年度は1,460億ドル、2022年度は1,356億ドルでした。
同社の粗利益率は、2024年度は69.8%、2023年度は68.9%、2022年度は68.4%でした。
純利益は、2024年度は881億ドル、2023年度は723.6億ドル、2022年度は727.4億ドルでした。
同社の純利益率は、2024年度は36%、2023年度は34.1%、2022年度は36.7%でした。
キャッシュフロー分析
営業キャッシュフローは、2024年度が1,185.5億ドル、2023年度が875.8億ドル、2022年度が890億ドルでした。
物件および設備への追加投資は、2024年度が444.8億ドル、2023年度が281億ドル、2022年度が238.9億ドルでした。
では、フリーキャッシュフローはどうだったのでしょうか?
フリーキャッシュフローは、2024年度が740億ドル、2023年度が594.5億ドル、2022年度が651.1億ドルでした。
株式報酬は株式買戻しによって相殺されます。
株式報酬の額は、2024年度が107億ドル、2023年度が96億ドル、2022年度が75億ドルでした。
株式報酬後のフリーキャッシュフローは、2024年度が633億ドル、2023年度が498.5億ドル、2022年度が576.5億ドルでした。
普通株式の買戻し額は、2024年度が172.5億ドル、2023年度が222.5億ドル、2022年度が327億ドルでした。
現金配当は、2024年度が217.7億ドル、2023年度が198億ドル、2022年度が181.3億ドルでした。
株式買戻しと現金配当の合計は、2024年度が390億ドル、2023年度が420億ドル、2022年度が508億ドルでした。
普通株式および現金配当の金額は、フリーキャッシュフローの金額を下回っており、主にマイクロソフトが買収を通じてその地位を維持しているためです。
結論
マイクロソフトは、負債水準が低く、収益性が高いです。
キャッシュフローの水準は、収益性に見合ったものです。
マイクロソフトの適正評価額は、2024年度のフリーキャッシュフローの約20倍にあたる1.5兆ドルと見積もられます。
現在、マイクロソフトの株価は1株あたり427.00ドルで、時価総額に換算すると3.17兆ドルとなります。
免責事項:本内容は参考用であり、投資アドバイスを構成するものではありません。